【株式市場】消費増税の見送りなどに期待あり日経平均は反発し一時220円高

株式

◆日経平均の終値は1万6466円40銭(54円19銭高)、TOPIXは1321.65ポイント(1.46ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億5208万株

チャート4 16日後場の東京株式市場は、中盤まで安倍首相が16日午後の衆議院予算委員会で答弁するとされて期待が強まり、日経平均は13時半頃に本日の高値となる220円41銭高(1万6632円62銭)まで上げて反発となった。しかし、2017年に予定する消費増税には明確な結論を示さなかったようで、ファーストリテイリング<9983>(東1)が急速に値を消して前日比軟調になるなど手控え気分が強まった。主な株価指数の中では東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均が安い。

 後場は、引き続き住友電気工業<5802>(東1)が好決算などを材料視されて高かったほか、12時30分に発表した大正製薬<4581>(東1)、13時に発表した住友ベークライト<4203>(東1)が一段高となり、14時に発表した森永乳業<2264>(東1)は一気に堅調転換。前週末に発表したフェニックスバイオ<6190>(東マ)は朝から買い気配のままストップ高を続けて大引けにストップ高。本日発表予定のグリムス<3150>(JQS)は期待強まり高値引け。

 東証1部の出来高概算は19億5208万株(前引けは9億7124万株)、売買代金は1兆9332億円(同9015億円)。1部上場1951銘柄のうち、値上がり銘柄数は742(同1103)銘柄、値下がり銘柄数は1099(同745)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、非鉄金属、機械、鉄鋼、化学、電気機器、その他製品、保険、建設、証券・商品先物、卸売り、海運、などとなった。

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