ソニーは熊本地震の影響で順延していた業績見通しなど好感し急反発

SONY ソニー

■2月以降の回復相場の第二幕・2段上げ相場をイメージする様子も

 ソニー<6758>(東1・売買単位100株)は25日、急反発の始まりとなり、取引開始後に6%高の3058.0円(172.5円高)と出直りを強めた。24日の取引終了後、熊本地震の影響で順延していた今期・2017年3月期の連結業績見通しを発表。税引き前利益は2700億円(前期比11.3%減)などとし、予想より影響が小さくなりそうな点で安堵感が広がったとの見方が出ている。

2月以降の回復相場での高値は4月の3074.0円。25日はこの高値に迫り、回復相場の第二幕、2段上げ相場に発展する展開をイメージして注目する様子もある。

 今期の予想売上高は7兆8000億円(前期比3.8%減)、営業利益は3000億円(同2.0%増加)。為替前提は1ドル110円前後、1ユーロ120円前後としたが、同社の場合、対ドルでは円高のほうが為替差益に働く構造だ。

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