【株式市場】NY株高など好感し日経平均は一時307円高だが出来高は今ひとつ

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6795円67銭(296円91銭高)、TOPIXは1346.07ポイント(19.57ポイント高)、出来高概算(東証1部)は8億1666万株

チャート4 25日前場の東京株式市場は、米国の新築住宅販売件数などを受けてNY株式が急伸し、為替は円安基調になったため自動車株や鉄鋼株が軒並み高となり、日経平均は朝方に293円874銭高(1万6792円60銭)まで上げて急反発となった。その後は高値圏で一進一退が続いたが、伊勢志摩サミットで世界景気回復に向けた協調が形成される期待があり、11時過ぎには一段上値を追い307円27銭高(1万6806円03銭)まで上昇した。ただ、出来高は今ひとつ伸びない印象。主な株価指数はすべて高い。

 ソニー<6758>(東1)が熊本地震の影響で順延していた業績見通しの発表を好感して急反発となり、NTTドコモ<9437>(東1)KDDI<9433>(東1)は「8K映像」に関する世界初の実験成功の発表などが好感されて高い。「8k」「5G」関連株のサイバーコム<3852>(東1)が急伸しネクストジェン<3842>(JQG)も急伸。セレス<3696>(東マ)は仮想通貨企業や決済連動マーケティングアプリ企業との提携などが材料視されて高い。

 東証1部の出来高概算は8億1666万株、売買代金は8559億円。1部上場1953銘柄のうち、値上がり銘柄数は1471銘柄、値下がり銘柄数は338銘柄となった。

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