旭化成がリチウムイオン電池セパレーター拡大など好感し出直り強める

株式市場 銘柄

■営業利益が過去最高の牽引事業でもあり注目広がる

 旭化成<3407>(東1・売買単位千株)は26日、続伸の始まりとなり、取引開始後に745.5円(22.7円高)をつけて出直りを強めた。25日付でリチウムイオン電池向けセパレーターの生産能力を2倍に拡大することなどを発表。前期の決算で連結営業利益が過去最高を更新した牽引事業の一つでもあり、期待が広がっている。

 株価は2月以降の回復相場で4月下旬に813.7円まで上げた。市場には、グループ会社による杭工事問題にかかわる費用の全体像がつかめないため手控える雰囲気はあるが、前期決算では、安全確認が必要とされた360物件のうち357物件で安全が確認されたと発表。雰囲気がやや変ってきたとの見方もある。

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