【株式市場】円安再燃など好感し内需株も強く日経平均は続伸基調
- 2016/5/30 12:13
- 今日のマーケット
◆日経平均の前引けは1万6985円20銭(150円36銭高)、TOPIXは1359.91ポイント(9.98ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく7億8061万株
30日前場の東京株式市場は、米国の利上げの前倒し観測などを受けてドル買いが進み円安基調となったため、輸出比率の高いマツダ<7261>(東1)などが高くなり、日経平均は朝方に144円84銭高(1万6979円68銭)まで上げた。内需関連株も住友大阪セメント<5232>(東1)などのセメント株が熊本地震関連対策費に関する報道などが材料視されて高いなど強さが目立ち、日経平均は前引けにかけて一段高の150円78銭高(1万6985円62銭)まで上げ続伸基調となった。主な株価指数は総じて高い。
アルプス電気<6770>(東1)や村田製作所<6981>(東1)が上げ、米アップル社がiPhone(アイフォーン)部品メーカー各社に対し、従来より多く生産するよう要請したと伝えられたことなどを週明けも好感。味の素<2802>(東1)など海外展開の割合の高い銘柄も上げた。リミックスポイント<3825>(東マ)は子会社による仮想通貨ビットコイン取引サイト開設などを好感して急伸し、カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は抗がん剤候補化合物のカナダ企業向けライセンスなどが好感されて急伸。一方、アキュセラ・インク<4589>(東マ)はインサイダー取引の疑いとの週末の一部報道などで4日連続ストップ安。
東証1部の出来高概算は少なく7億8061万株、売買代金は7173億円。1部上場1955銘柄のうち、値上がり銘柄数は1322銘柄、値下がり銘柄数は485銘柄。