【株式市場】円安再燃など好感し内需株も強く日経平均は続伸基調

株式市場

◆日経平均の前引けは1万6985円20銭(150円36銭高)、TOPIXは1359.91ポイント(9.98ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく7億8061万株

チャート4 30日前場の東京株式市場は、米国の利上げの前倒し観測などを受けてドル買いが進み円安基調となったため、輸出比率の高いマツダ<7261>(東1)などが高くなり、日経平均は朝方に144円84銭高(1万6979円68銭)まで上げた。内需関連株も住友大阪セメント<5232>(東1)などのセメント株が熊本地震関連対策費に関する報道などが材料視されて高いなど強さが目立ち、日経平均は前引けにかけて一段高の150円78銭高(1万6985円62銭)まで上げ続伸基調となった。主な株価指数は総じて高い。

 アルプス電気<6770>(東1)村田製作所<6981>(東1)が上げ、米アップル社がiPhone(アイフォーン)部品メーカー各社に対し、従来より多く生産するよう要請したと伝えられたことなどを週明けも好感。味の素<2802>(東1)など海外展開の割合の高い銘柄も上げた。リミックスポイント<3825>(東マ)は子会社による仮想通貨ビットコイン取引サイト開設などを好感して急伸し、カルナバイオサイエンス<4572>(JQG)は抗がん剤候補化合物のカナダ企業向けライセンスなどが好感されて急伸。一方、アキュセラ・インク<4589>(東マ)はインサイダー取引の疑いとの週末の一部報道などで4日連続ストップ安。

 東証1部の出来高概算は少なく7億8061万株、売買代金は7173億円。1部上場1955銘柄のうち、値上がり銘柄数は1322銘柄、値下がり銘柄数は485銘柄。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る