【株式市場】午前の円高が後退し日経平均は反落だがけっこう持ち直す

株式

◆日経平均の終値は1万6580円03銭(62円20銭安)、TOPIXは1332.43ポイント(4.80ポイント安)、出来高概算(東証1部)は18億7087万株

チャート10 6日後場の東京株式市場は、正午過ぎから円相場が反落基調に転換したためトヨタ自動車<7203>(東1)などが一段と持ち直したほか、株価指数の先物も回復傾向となった。新日鐵住金<5401>(東1)が米中戦略協議での鋼材減産期待などで大引けにかけて波状高となるなどで全体的に回復基調となり、日経平均は大引け間際に本日の高値となる60円93銭安(1万6581円30銭)まで持ち直した。主な株価指数は総じて安いが、日経JASDAQ平均は堅調に転換した。

 カゴメ<2811>(東1)が好業績やトマトジュースの機能性表示認可による新展開への期待などで連日高値を更新し、住友金属鉱山<5713>(東1)は米国アリゾナ州の銅鉱山の権益追加取得などが材料視されて急反発。スターフライヤー<9206>(東2)は円高効果などに期待とされて上げ、セレス<3696>(東マ)は東大発ベンチャーとの提携が好感されてストップ高。日本ラッド<4736>(JQS)は引き続き最新の映像解析システムなどが材料視されてストップ高の連日高騰。

 東証1部の出来高概算は18億7087万株(前引けは9億2864万株)、売買代金は1兆8267億円(同8442億円)。1部上場1956銘柄のうち、値上がり銘柄数は595(同324)銘柄、値下がり銘柄数は1233(同1535)銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種(前引けは3業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉄鋼、電力・ガス、陸運、非鉄金属、情報・通信、食料品、石油・石炭、などとなった。

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