出光興産が原油価格の回復など好感し約1週間ぶりの2300円台

出光興産 5019

■売り残が高水準で推移し買い戻しに注目する様子も

 出光興産<5019>(東1・売買単位100株)は7日、続伸の始まりとなり、取引開始後に2328円(82円高)まで上げて約1週間ぶりに2300円台を回復した。ナイジェリアで武装勢力による石油パイプラインの破壊が伝えられ、NY原油が一時50ドル/バレルに接近し、原油価格の回復などに期待が強まった。

 原油価格は年初から回復傾向が続き、出光興産の株価も4月に2469円の年初来高値をつけた。一方、信用取引残高をみると、その後も依然、売り残が高水準で買い残を上回っている。これは依然、弱気筋が多いことを示すが、株価そのものは強基調のため売り建てている投資家は苦境に陥っている状態になる。買い戻しが増えれば株高助長要因として注目される。

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