ビューティガレージの16年4月期は主力の物販事業などが好調、今期3期連続最高益更新へ

■登録会員数は、15年4月期比3万8307口座増加の27万7777口座に

 ビューティガレージ<3180>(東マ)は9日、16年4月期連結累計(15年5月~16年4月)業績を発表した。

 同社グループは、プロ向け美容商材ネット通販の最大手。ITとリアルを融合連携させ、美容商材の物販事業と開業・経営ソリューション事業を手掛ける。発表によると16年4月期末時点のオンラインショップ登録会員数は、15年4月期比3万8307口座増加の27万7777口座と拡大基調。このうち過去1年に購入履歴のあるアクティブユーザ数は同7134口座増加の8万4760口座に伸長し、売上高は前年同期比15.4%増の83億98百万円と堅調に推移した。

 利益面は、金沢及び広島ショールームの拡大移転やカタログの発行など積極的なプロモーション施策を実施しつつも販売管理費の圧縮に努め、営業利益は同17.4%増の4億41百万円、経常利益は為替予約の評価損25百万円を計上したこともあり、同7.2%増の4億19百万円にとどまり、純利益は同7.1%増の2億66百万円となった。

 セグメント別に見ると、物販事業は売上高が同15.0%増の64億84百万円、営業利益が同10.7%増の4億84百万円だった。オンライン経由の売上高は同27.2%増と順調に拡大。特にモバイルシフトへの対応が奏功し、モバイル経由の売上高は前年同期比98.6%増と大幅な伸長であった。

 店舗設計事業は売上高が同18.6%増の16億20百万円、営業利益が17.9%増の98百万円だった。デザイナーの増員や新規顧客開拓に注力し、各案件の利益率の向上に努力した。その他周辺ソリューション事業は居抜き不動産仲介サービスなどが好調に推移して、売上高が同9.1%増の2億94百万円、営業利益が同43.9%増の55百万円だった。

 17年4月期の連結業績予想は売上高が前期比15.6%増の97億5百万円、営業利益が同20.6%増の5億32百万円、経常利益が同24.1%増の5億20百万円、親会社に帰属する純利益が同31.0%増の3億49百万円と3期連続の最高益更新を見込む。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る