【銘柄フラッシュ】T&Cホールディングス急伸し「LINE」上場でアルファクス・フードSなど急伸

銘柄

 10日は、本日にもスマホ上での無料対話アプリ「LINE」(ライン)運営会社の上場を東証が承認する見通しと伝えられ(10日の取引終了後に7月15日上場、所属市場は未定と東証が発表)、広告の取り扱いで協業するアドウェイズ<2489>(東マ)が朝方に19.8%高まで急伸し大引けも11.4%高など、LINE関連株が軒並み高。GMOTECH<6026>(東マ)はストップ高の16.7%高、アルファクス・フード・システム<3814>(JQG)は決済システムで連携とされてストップ高の21.9%高となった。

 東証1部の値上がり率1位が芦森工業<3526>(東1)の15.2%高となり、東証2部の値上がり率1位はカネミツ<7208>(東2)の18.8%ストップ高。ともに日本経済新聞の朝刊で芦森工業はエアバッグ本体の年産能力を2019年までに8割増やし、カネミツは3割超増やすと伝えられ期待が高揚した。

 イーブックイニシアティブジャパン<3658>(東1)はヤフー(4689)によるTOB(公開買い付け)が材料になりストップ高の14.7%高(TOB価格は850円)。ラウンドワン<4680>(東1)は5月の月次好調で9.2%高の年初来高値に進み、くらコーポレーション<2695>(東1)は第2四半期の好決算などが好感されて6.3%高となり今世紀(2000年以降)の高値。日本エンタープライズ<4829>(東1)は引き続き東京・築地の魚卸組合の初の電子商取引システムを引き受けたことなどが蒸し返されて10.2%高の高値更新。ベテラン筋がかみしんと呼ぶ神栄<3004>(東1)は吸収分光式露点水分計などが言われて7.8%高とまたもや急伸し戻り高値。

 Hamee(ハミィ)<3134>(東マ)は提携などが好感されてストップ高の21.0%高となり上場来の高値。ビューティガレージ<3180>(東マ)は決算好調で17.8%高と急伸し、アイリッジ<3917>(東マ)ファーストリテイリング<9983>(東1)の「ジーユー」ブランド向け「OtoO」サービスなど手がけファーストリテの途上国積極展開報道などが連想を招き9.2%高。CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は「東京おもちゃショー2016」を契機に「VR」(仮想現実)などへの期待が言われて7.4%高と上場直後以来の高値。T&Cメディカルサイエンス<3832>(JQG)は2015年12月から16年11月30日まで上場廃止猶予期間に入り何らかの脱出策にメドとの憶測などが言われてストップ高の34.5%高。エスプール<2471>(JQS)は第1四半期が赤字計画から一転して黒字化するなど業績変化が大きく一時ストップ高の1000円ちょうどまで急伸して17.6%高となった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る