三井住友FGが5日ぶり反発など大手銀行株にマイナス金利のアク抜け感も

銘柄 相場欄

■指標国債の利回りは4日続けて史上最低を更新したがそろって反発

 大手銀行株は15日の前場、3~5日ぶりの反発相場となり、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東1・売買単位100株)は11時にかけて500.9円(7.2円高)まで上昇し、三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1・売買単位100株)は同じく3150.0円(60円高)、みずほフィナンシャルグループ<8411>(東1・売買単位100株)は同158.9円(2.4円高)となった。

 マイナス金利の副作用が懸念される銘柄で、指標国債の利回りが15日の前場、0.015%低下してマイナス0.185%をつけ、4日続けて史上最低を更新したため値下がりの懸念があったが、ひとまずは相場特有の織り込み感が広がってきたとの見方が出ている。

 日銀の金融政策決定会合が15~16日に開かれる予定で、マイナス金利政策が予想を越えて拡大されない限りアク抜けは近いと見て注視する様子もある。

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