【株式市場】新規上場2銘柄が気配値の上限で初値をつけ日経平均は5日ぶり反発

株式

◆日経平均の大引けは1万5919円58銭(60円58銭高)、TOPIXは1039.22ポイント(33.31ポイント高)、出来高概算(東証1部)は19億3842万株

チャート4 15日後場の東京株式市場は、ソニー<6758>(東1)がVR(仮想現実)技術などを活用した最新のゲーム端末などに期待が広がり本日の高値圏で推移するなど主力株が持ち直す展開となり、日経平均は5日ぶりに反発した。

 東芝<6502>(東1)は東京地下鉄への非常用電源装置の納入やSMBC日興証券による投資判断などが好感されて7%を超える値上がりとなり、ショーケース・ティービー<3909>(東マ)はAR(拡張現実)、VR(仮想現実)技術での英国企業との提携などが好感されてストップ高。クロスキャット2307>(JQS)は銀行ATMから同時一斉的に18億円が引き出された事件が追い風になるとの見方でストップ高。

 新規上場のアトラエ<6194>(東マ・売買単位100株)は買い気配を上げ、14時11分に気配値のまま上げる場合の本日上限の1万2720円(公開価格5400円の2.3倍)で初値がつき、その後1万4500円まで上げたが終値は1万1340円となった。

 同じくホープ<6195>(東マ、福Q・売買単位100株)も買い気配を上げ、13時59分に気配値のまま上げる場合の本日上限の3220円(公開価格1400円の2.3倍)で初値がつき、その後3320円まで上げ、終値は2520円となった。

 東証1部の出来高概算は19億3842万株(前引けは9億9154万株)、売買代金は1兆9253億円(同9286億円)。1部上場1958銘柄のうち、値上がり銘柄数は1032(同1377)銘柄、値下がり銘柄数は767(同472)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は保険、輸送用機器、電気機器、その他金融、ガラス・土石、証券・商品先物、不動産、医薬品、などとなった。

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