【銘柄フラッシュ】石井工作研究所が急伸し新規上場のやまみは堅調にスタート
- 2016/6/17 17:04
- 株式投資ニュース
17日は、昨日の急激な円高が一服したことなどを好感し、全般急反発となったが、たとえば日経平均の騰落率の2倍のパーセンテージの値動きをめざす上場投信の野村NEXT・FUNDS日経平均レバレッジ上場投信<1570>(東1)は終値で昨日の660円安に対し本日は230円高。日経平均と同様ほぼ3分の1戻しにとどまり、昨日で下げ止まったかどうかの判断は、まだ微妙な状態で終わった。
新規上場のやまみ<2820>(JQS・売買単位100株)は豆腐や厚揚げなどの製造販売大手で、公開価格は1690円、9時6分に公開価格の61円高の1751円で初値をつけ、直後に1790円まで上げたが、後場は静かな相場になり、大引けは1563円。
東証1部の値上がり率1位は西松屋チェーン<7545>(東1)の17.6%高となり、業績予想の増額などを好感して活況高。2位は日東紡<3110>(東1)の10.2%高となり、今期は9期ぶりの最高益に迫る好業績などに期待が再燃したようで急反発。3位はヨロズ<7294>(東1)の9.9%高となりPBR0.5倍台のためM&Aが物色テーマになった場合は思惑人気の最右翼との見方があり急反発。
遠藤照明<6932>(東1)はスポーツ庁がショッピングモール併設のスポーツ施設に積極方針と伝わり思惑広がる形で8.9%高の急反発。巴川製紙所<3878>(東1)は電磁波コントロール素材などが注目されて8.9%高の急反発。サイオステクノロジー<3744>(東2)は延期していた四半期決算などが好感されて連日ストップ高の15.5%高。日本エスコン<8892>(東2)は東証1部昇格決定などが好感されて11.6%高。富士通コンポーネント<6719>(東2)はカーナビ用タッチパネルの「静電容量方式」など好感し連日急伸の10.0%高。
上場2日目の農業総合研究所<3541>(東マ)は同業の銘柄が見当たらないとされて注目強まりストップ高の22.0%高。モブキャスト<3664>(東マ)は昨日に続いてマイネット<3928>(東マ)との提携などが好感されて16.3%高。石井工作研究所<6314>(JQS)は無人飛行体ドローン事業への期待などに加え上場廃止猶予期間からの脱却が遠くないとされて急反発の25.4%高となった。