【チャート診断】エスプールの週足チャートモミ合い継続、業績よく中期投資で仕込み場

チャート診断

エスプール<2471>(JQ・売買単位100株)は、昨年来高値1349円(14年1月)と同安値690円(14年2月)の「中間値1019円」を若干、下回る910円台に位置している。

とくに、週足チャートにおける26週線との関係では昨年5月頃から26週線を挟んだモミ合いが継続している。注目されるのは26週線より下に滞留する期間よりも26週線の上に位置する期間が多く、この意味では下値はそうとう固まっているとみることができる。ポイントは、どこでモミ合いを上放れるかである。

去る、14日に2014年11月期決算を発表、年10円復配を果たしたことで、足元では利益確定売りが先行の展開となっている。人材派遣サービス、ロジスティックアウトソーシングサービス、障がい者雇用支援サービスの主力3サービスは、労働市場の需給逼迫を背景に好調である。

2014年11月期の23.1%増収、営業利益3.1倍と好調。続く、2015年11月期についても10.6%増収、営業利益9.4%増益、1株利益60.3円、前期年10円復配した配当は今期10円を継続の予定。

前期の大幅増益に比べると今期の増益率は鈍化することで短期的には様子見的な人気となっているが、好事業環境から第2四半期あたりでは今期増額の可能性は期待できるだろう。

19日(月)の株価913円前後はPER15倍台、居心地のよい水準だろう。今期の増額の可能性が濃くなった時点で急伸する可能性が予想される。現在は新興市場に人気がないこともあって、もうしばらくはモミ合いが予想されそうだが、下値不安がないだけに中期投資にはぴったりの仕込み場といえるだろう。

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