【業績でみる株価】KeePer技研は売上減額修正も前期比は高水準、株価は前日比57円高

 カーコーティングの製造、店舗運営をするKeePer技研<6036>(東1・100株)は、2016年6月期の通期業績予想を修正した。修正後予想は、売上高67億6500万円(修正額2億1000万円マイナス)、営業利益8億2300万円(同2600万円マイナス)、経常利益8億2000万円(同900万円プラス)、純利益5億600万円(同3200万円プラス)。

 売上と営業利益は減額修正となったが、前期比較は高水準だ。売上高は前期比で13.3%プラス、営業利益は27.2%プラス。また、上方修正となった経常利益31.4%プラス、純利益は41.7%プラス。EPSは63.40円から73.15円に上昇する。

 キーパーLABO直営店の出店ペースの見直しを今年5月に発表した。2018年6月期36店舗の新規出店を目標にしていたが、15店舗に変更。これまでの新規店舗検証では、ショッピングセンター併設の店内型より路面型の方に結果が出ている。確実性を重視した出店計画に方針を切り替えた。

 株価は22日終値で前日より57円高い1607円。売上予想が減額だが、純益予想のプラスが好感されている様子。3月18日にマザーズから東証1部に変更となり、2000円を狙う動きをみせていたが、直近は6週連続で週足を下げるなど調整が続いていた。1600円台は今月3日以来となる。再び、2000円台を狙う動きを期待したい。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る