【話題株】低金利活かし梅の花が借入金、M&A資金に予定、H20リテイリングが子会社化検討の材料も内包

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 梅の花<7604>(東2・100株)が、低金利での調達を活かして借入60億円を実施すると22日発表した。調達額は60億円。23日の株価は12円高の2575円。借入の資金使途は、「今後の事業拡大に向けた機動的な資金ニーズ(M&A等の待機資金含む)への対応」ということだ。

 梅の花は、阪急阪神百貨店を運営するエイチ・ツー・オー リテイリング<8242>(東1・100株)と資本提携を行っており、H2Oが同社株を5%保有、第4位の株主となっている。今年2月にはH2Oリテイリングが子会社化を検討していると大手新聞等で報道がされ、株価は3月28日に2744円まで駆け上がっていた。

 その後の株価は、高PERと、低い利回りに対する反省的な売りで2550~2600円まで高値から約250円下でのモミ合いが続いている。ただ、今9月期・第2四半期での営業利益は前年同期比減益だが、通期予想に対する進捗率は72%。通期の予想EPSは11.0円、配当は年5.0円の見通し。

 指標ではPER220倍など割高感が強いが、H2Oりテイリングとの関係、M&A含みなどの材料性の面からは目の離せない銘柄といえる。なお、年初来安値は2500円(1月21日)。

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