【銘柄フラッシュ】日本板硝子など英国関連株がなぜか高く本日上場のバーチャレクス・コンサルティングは好スタート
- 2016/6/23 17:01
- 株式投資ニュース
23日は、EU(欧州連合)残留・離脱を巡る英国の国民投票が日本時間の23日夜に迫り、ニトリホールディングス<9843>(東1)が月次好調の観測や離脱の場合に想定される円高に備える銘柄として4.2%高となり上場来の高値を更新し、エイチーム<3662>(東1)はこうした外部要因の影響を直接受けにくい銘柄としてスマートフォン向けゲームの登録数などを材料にストップ高の24.5%高。熊谷組<1861>(東1)は5.6%高。ナノキャリア<4571>(東1)は自社開発品のEU地域での臨床試験開始の発表などが好感されてストップ高の15.0%高となった。
一方、英国で鉄道事業が拡大する日立製作所<6501>(東1)は後場一段ジリ高の3.7%高となり、英国に子会社を持つ日本板硝子<5202>(東1)も時間と共にジリ高の6.2%高など、英国のEU残留に賭けて見切り発車的に買われる様子もあった。
東証1部の値上がり率1位はエイチーム<3662>(東1)の24.5%ストップ高、2位はファーストエスコ<9514>(東1)の8.8%高となり、子会社による固定資産の譲渡など好感。3位は日新電機<6641>(東1)の8.3%高となり有機ELディスプレイ事業への期待などが再燃。林兼産業<2286>(東1)はマルハニチロが完全養殖マグロを輸出との報道を受けて養魚用飼料が見直されて7.1%高。
21日上場のAWSホールディングス<3937>(東マ・売買単位100株)は医療業務のレセプト点検ソフト「マイティーチェッカー」の開発・運営などを行いV字反騰のストップ高は19.7%高。22日上場のジェイリース<7187>(東マ・売買単位100株)は九州を地盤に家賃保証事業などを展開し急反発の11.1%高。
本日上場のバーチャレクス・コンサルティング<6193>(東マ・売買単位100株)はCRM(顧客管理)プロセスに関するワンストップサービスを提供し、公開価格は1090円。9時20分に公開価格を13%上回る1235円で売買が成立して初値がつき、あと1382円まで上げて売買をこなし、後場は売買交錯となり大引けは1200円。
フルッタフルッタ<2586>(東マ)はアスラポート・ダイニング<3069>(JQS)グループとの提携などが好感されてストップ高の16.3%高。オールアバウト<2454>(JQS)は中国の大手旅行サイトとの協業などが言われてストップ高の18.7%高。フューチャーベンチャーキャピタル<8462>(JQS)は新CI(コーポレート・アイデンティティ)発表などが好感されて後場ストップ高の24.6%高まで上げ大引けも24.4%高だった。