クリーク・アンド・リバー社は「フィルム・マート」で中国の映画やドラマ制作会社など約200社と商談

■中国からの映画・ドラマの共同制作依頼急増

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(2部)は、6月11日~19日まで開催された「第19回上海国際映画祭」会場で併催されている「フィルム・マート」 (6月12日~14日)において、中国の映画やドラマ制作会社など約200社と商談した。その結果、日本や韓国の監督への制作依頼をはじめ、日本人スタッフを活用しての映画やドラマ制作から衣装・美術デザインの依頼などの共同制作案件が数多く出てきたほか、日本原作の実写化権やリメーク権の許諾案件にいたるまで、数多くの相談を受けた。

 当社は2011年より毎年同映画祭に参加している。ところが、中国のコンテンツビジネスの隆盛を背景に映画やドラマの版権許諾の依頼は年々増え、共同制作をしたいという依頼は今回から急激に増加し、既に十数件のプロジェクトが進行し始めている。このような現況の背景には、当社および上海、韓国・ソウルのグループ企業が手掛ける版権エージェントビジネスと、『少年H』(2013年)・『GAMBA ガンバと仲間たち』(2015年)などの映画や、TV番組制作の実績が現地で高く評価されたことも関係している。更に、映画やドラマの制作の相談だけでなく、日本の制作ノウハウとセンスを活かしたWebサイトやゲームのキャラクターデザインの依頼、ポスター制作・イベント企画などの販促関連の依頼も増加している。

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