出光興産は社長の再任賛成率52%と伝えられ反落

株式市場 銘柄

■13週移動平均を割り26週移動平均が下値メドに

 出光興産<5019>(東1・売買単位100株)は1日、反落となり、10時30分にかけては5%安の2098円(114円安)前後で推移。「同社が30日に関東財務局に提出した臨時報告書により、28日に開催した定時株主総会での月岡隆社長の取締役再任案の賛成率が52.3%にとどまったことが分かった」(1日付ロイター通信)などと伝えられ、2015年11月に発表した昭和シェル石油<5002>(東1)との経営統合に向けた推移に不透明感がある。

 16年初からの株価は最近まで上昇基調が続き、6月10日に年初来の高値2483円をつけた。ただ、ここ数日の下げにより、テクニカル的には下支えになってきた13週移動平均を割り込んだため、やや調整が長引きそうとの見方も出ている。下値メドとしては、同移動平均の下を走る26週移動平均(30日は2029円前後)が挙げられており、この前後で下げ止まれば調整は浅くなるようだ。

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