【引け後のリリース】アインファーマシーズが静岡地盤の薬局チェーンを子会社化

引け後のリリース

■在宅調剤など地域医療への貢献などを大きく拡充

本社札幌の調剤薬局・ドラッグストアチェーン、アインファーマシーズ<9627>(東1)は20日の大引け後、静岡県を中心に東京都、滋賀県、京都府、兵庫県に調剤薬局を52店舗を展開するメディオ薬局(静岡県沼津市)の全株式を取得し子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は2月27日の予定で、今4月期の業績への寄与は軽微としたが、2016年4月期移行への期待が強まる。

アインファーマシーズはグループ全体で700強の店舗を運営する。発表によると、同社グループは、調剤薬局の全国チェーンを展開しており、同社社及びグループ各社は積極的な新規出店のほか、M&Aを活用して事業拡大を図っている。今般、子会社化を決定したメディオ薬局は、静岡県を中心として52店舗の強力なドミナントを形成し、また、体系的な薬剤師研修をはじめとする人材育成体制、地域医療への貢献として、在宅調剤への積極的な取り組み等、当社の事業方針と共通している部分が多々ある。相互の事業ノウハウを融合し、患者サービスの充実を実現することにより、グループの企業価値を高めていくとした。

アインファーマシーズの20日の株価は3710円(75円高)まで上げる場面があり、1月9日につけた高値3790円に迫り、終値も70円高だった。1月締めの第3四半期は順調と見られており、高値更新基調にもかかわらず、まだ信用売り残が多いため、買い戻しが広がって株高を増幅する要因になるとの期待がある。

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