【株式市場】明日の日銀総裁会見にも期待強まり日経平均などが高値引け

◆日経平均の前引けは1万7366円30銭(352円01銭高)、TOPIXは1397.63ポイント(25.22ポイント高)、出来高概算(東証1部)は21億3483万株

チャート15 20日後場の東京株式市場は、明日の日銀総裁会見、週後半に予定されるECB(欧州中央銀行)理事会での一段緩和の期待などから対ユーロを中心に円安基調が強まったため、日経平均の先物に断続的に買いが入ったようで、トヨタ自動車<7203>(東1)などが裁定買いにあおられる形で一段ジリ高となり、日経平均は本日高値の1万7366円30銭(352円01銭高)で引けた。終値では1月5日以来の水準を回復。TOPIX、JPX日経400も高値引けとなった。

 欧州景気への感応度が高いとされるダイキン<6367>(東1)マツダ<7261>(東1)などが上げ、昼に業績予想を増額した日本取引所G<8697>(東1)も高い。鉄鋼株も高く、キッコーマン<2801>(東1)明治ホールディングス<2269>(東1)など、業績の安定する食品大手には連日高値更新が続出。12月上場のU-NEXT<9418>(東マ)は午後、NTTの回線事業を発表してストップ高、アイレックス<6944>(JQS)は官公庁系・社会インフラ系ネットワークソリューションが政策に乗るとされてストップ高。

 東証1部の出来高概算は21億3483万株(前引けは10億6244万株)、売買代金21兆1600億円(同9834億円)。1部上場1860銘柄のうち、値上がり銘柄数は1657(同1511)銘柄、値下がり銘柄数は158(同258)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種(前引けも32業種)が値上がりし、値上がり率上位は証券・商品先物、機械、鉄鋼、鉱業、倉庫・運輸など。安い業種は空運のみだった。

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