【注目銘柄】イワキのチャート好転、連続最高益更新と業績好調、利回りも3.8%と魅力
- 2016/7/13 09:41
- 注目銘柄
イワキ<6237>(東2)は、ミニゴールデンクロスを示現。連続最高益更新見通しで、配当利回り妙味が増す銘柄として注目したい。
同社は、本年3月18日に東京証券取引所市場第二部に上場。ケミカルポンプをはじめとする各種流体制御製品の開発・生産・販売を行っている。同社は、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアと世界中に拠点を持ちグローバルに展開している。日本国内も全国を網羅する業界ナンバーワンの販売体制でシェアを拡大、導入後の顧客をフォローし続けている。
同社の最大の特徴は、「ポンプのデパート」と呼ばれるほどの、製品バリエーションの豊富さにあり、あらゆる用途に応えるために開発した製品数は、実に数千種類。高品質を追求し、しかも顧客のコストパフォーマンスに貢献する製品を、世界のトップメーカとして提案している。
今2017年3月期第2四半業績予想は、売上高が124億4900万円、営業利益が6億6600万円、経常利益が8億8900万円、純利益が6億0800万円を見込んでいる。
通期業績予想は、売上高が255億0600万円(前期比2.7%増)、営業利益が17億2200万円(同12.3%増)、経常利益が21億5200万円(同8.0%増)、純利益が15億8800万円(同3.9%増)を見込んでいる。配当予想は67.8円(第2四半期末33.9円、期末33.9円)を予定している。
株価は、3月18日の上場初値は公開価格の2000円を上回る2050円、3月24日高値2624円と買われた後、6月24日安値1500円まで調整を挟んで上昇。ミニゴールデンクロスを示現し、出直りつつある。
同社は、海外事業の拡大に取り組んでいるが、水処理・医療機器・新エネルギーの各市場規模の拡大基調が見込まれる中国で販売強化を図るため、中国香港特別行政区に100%子会社を設立、その子会社の全額出資による中国現地法人を広東省深セン市に設立し、来年1月から事業を開始する計画で高い成長が続く見通し。連続最高益更新見通しで、今期予想PER8倍台・PBR0.82倍と割安感があるほか、配当利回り3.8%と利回り妙味が増す。8月10日に予定される第1四半期決算の発表を前に買い妙味が膨らみそうだ。