イワキの今期第2四半期は減収減益ながらも当初予想を大幅に上回る利益で着地

■売上高は当初予想を下回ったものの、利益は5月18日の上方修正をさらに上回る

 イワキ<8095>(東1)の今期第2四半期は、減収減益ながら、当初予想を大幅に上回る利益で着地した。

 当初予想では、16年11月期第2四半期連結業績予想は、売上高275億円(前年同期比0.1%減)、営業利益1億30百万円(同67.4%減)、経常利益1億40百万円(同71.3%減)、純利益10百万円(同95.2%減)を見込んでいた。

 しかし、予想以上に順調であったことから5月18日に第2四半期業績予想の利益面での上方修正を発表した。売上高は当初予想通りの275億円に据え置いたが、営業利益3億円、経常利益3億円、純利益90百万円と大幅な上方修正となった。

 ところが14日に発表された第2四半期連結業績は、売上高268億44百万円(前年同期比2.4%減)、営業利益3億31百万円(同16.8%減)、経常利益3億38百万円(同30.7%減)、純利益95百万円(同54.8%減)であった。売上高は当初予想を下回ったものの、利益は5月18日の上方修正をさらに上回った。

 ちなみに、今期16年11月期連結業績予想は、売上高560億円(前期比1.0%増)、営業利益8億50百万円(同51.9%増)、経常利益9億円(同29.6%増)、純利益4億50百万円(前期は△1億43百万円)と増収大幅増益で黒字転換を見込む。

 第2四半期は、利益面で計画を上回ったことから、通期業績予想の達成が期待される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る