サノヤスHD、イマジカ「イエローカード」でも騰勢衰えず活況高続く

銘柄

■「品貸料10倍」「注意喚起」発動されるが地合いの強さ見せつける

 サノヤスHD<7022>(東1・売買単位100株)は15日朝、一時20%高の427円(70円高)まで上げ、連日大幅高となっている。昨日までの4日間で160円前後から357円まで2倍強の急騰となり、日証金が15日申込分(19日品貸し申込受付分)から貸借取引にかかる品貸料の最高料率を通常の10倍に引き上げることなどを発表し「イエローカード」を出した。しかし10時を過ぎても16%高(57円高)前後で売買をこなし、雰囲気的には「手控える様子はあるが敬意を表する程度」(市場関係者)となっている。

 造船会社だが、「ポケモンEXPOジム」を運営するため、任天堂<7974>(東1)がスマートフォン向け新ゲーム「ポケモンGO」の米国での人気を材料に連日急伸する相場と歩調を合わせて急伸してきた。任天堂は10時にかけて5%高と連日高値を更新しており、「品貸し取引で注意喚起」を受けたイマジカ・ロボットホールディングス<6879>(東1)も7%高で高値を更新中。これらの取引規制はボディブローのように効いてくる可能性があるものの、「むしろ材料株相場の地合いの強さを見せつける形になり、投資家は意を強くしているのではないか」(同)との見方が出ている。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■内蔵インヒールで自然な足長効果、フォーマルからビジネスまで対応  青山商事<8219>(東証プラ…
  2. ■デュアル周波数対応で通信の安定性を確保  世界的なDX進展を背景に京セラ<6971>(東証プライ…
  3. ■リアルタイム文字起こしと自動要約で議事録作成を効率化  シャープ<6753>(東証プライム)は2…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■低PER・高配当利回り、不動産・銀行株が市場を牽引  3月の東京都区部消費者物価指数が前年比2.…
  2. ■新年度相場のサブテーマは「物価」?!  米国のトランプ大統領は、「壊し屋」と奉る以外にない。その…
  3. ■新年度相場の初動として注目される値上げ関連銘柄  4月予定の値上げは、原材料価格上昇や物流費増加…
  4. どう見るこの相場
    ■トランプ関税懸念も『総論弱気、各論強気』の市場展開  「トランプ・ディール(取引)」と「トランプ…
  5. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  6. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る