【株式市場】日経平均は5日続伸だがほとんどファーストリテ1銘柄で上げ新規上場のLINEは大引けで初値を下回る
- 2016/7/15 16:06
- 今日のマーケット
◆日経平均の大引けは1万6497円85銭(111円96銭高)、TOPIXは1317.10ポイント(5.94ポイント高)、出来高概算(東証1部)は25億1078万株
15日後場の東京株式市場は、フランスで発生したテロが意識されてか、土・日を含む3連休中に突発事件が発生した場合に備える動きがあり、値動きのいい材料株などの回転売買が活発な様子になった。NY株式の3日連続史上最高値などが好感されて主力株は総じて強いものの、トヨタ自動車<7203>(東1)やパナソニック<6752>(東1)、大手銀行株などは13時頃を高値に一進一退。日経平均は228円57銭高(1万6667円32銭)まで上げて5日続伸。ただ、大引けの111円高はほとんどファーストリテイリング<9983>(東1)のストップ高1銘柄で稼ぎ出した形になった。
東証マザーズ指数は週明け19日のマザーズ指数先物開始を前に軟調、東証2部指数、日経JASDAQ平均も小安い。
本日上場のLINE(ライン)<3938>(東1・売買単位100株)は10時36分に公開価格3300円の48%高の4900円で売買が成立し初値がついたが、直後の5000円を高値に売買交錯となり、大引けは4345円と初値を下回った。初値ベースでの時価総額は1兆290億円。
引き続き任天堂<7974>(東1)が米国での「ポケモンGO」人気などが好感されて高値を更新し、5日続けて東証全銘柄の売買代金1位。エスケイジャパン<7608>(東1)は四半期業績の黒字転換などが好感されてストップ高。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東マ)も第1四半期好調で通期予想などの増額も好感されてストップ高。
東証1部の出来高概算は25億1078万株(前引けは12億1826万株)、売買代金は増加して3兆1130億円(同1兆5203億円)。1部上場1968銘柄のうち、値上がり銘柄数は980(同1157)銘柄、値下がり銘柄数は878(同676)銘柄。
また、東証33業種別指数は19業種(前引けは26業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、保険、証券・商品先物、銀行、その他製品、銀行、その他金融、輸送用機器、鉄鋼、海運、ガラス・土石、などとなった。