パシフィックネットの今期17年5月期連結業績予想はV字回復で最高益更新を見込む

■レンタルの拡大と共に、引取回収・販売も拡大しシナジー効果が一層鮮明に

 パシフィックネット<3021>(東マ)の今期17年5月期連結業績予想は、V字回復で、最高益更新を見込む。

 今期連結業績予想は、売上高50億50百万円(前期比10.7%増)、営業利益3億12百万円(同163.0%増)、経常利益3億20百万円(同133.8%増)、純利益2億14百万円(同135.5%増)と前期の大幅減益から一転急回復を見込む。

 前期は、主力の引取回収・販売事業がWindowsXP入れ替え特需の反動減の影響を受け、ビジネス系の使用済情報機器の入荷台数が減少するとともに、仕入れ競争も激化したことから、減収大幅減益となった。しかし、今後は回復傾向にあることから、事業規模の拡大と収益性の向上を図る。

 一方、前期のレンタル事業の業績は、売上高7億36百万円(前年同期比21.6%増)、営業利益84百万円(同193.6%増)と大幅増収増益を達成した。しかし、まだ、当社の市場シェアが小さいことからシェア拡大に一層注力する。

 今後は、レンタル事業の拡大と共に、引取回収・販売事業も拡大しシナジー効果が一層鮮明になるものと予想される。

 なお、前期業績予想が計画を下回ったことから、中期経営計画「VISION 2018」の見直しを行った。最終年度である18年5月期の目標として、売上高60億円、営業利益4億50百万円、営業利益率7.5%、RОE10.0%以上を掲げている。

 15日の株価は、PER12.14倍、PBR1.34倍、利回り3.78%となっている。同業のPCデポ<7618>の株価指標(PER16.58倍、PBR2.78倍、利回り0.93%)と比較すると割安といえる。

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