【株式市場】ユーロ再び下げ日経平均など小反落のなか材料株を物色

◆日経平均の前引けは1万7287円85銭(78円45銭安)、TOPIXは1391.82ポイント(35.81ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億7955万株

チャート14 21日前場の東京株式市場は、ロシアルーブルが再び下落と伝えられて対ユーロで円高基調になったことなどが手控え要因となり、トヨタ自動車<7203>(東1)など主力株の中に反落する銘柄が目立ち、日経平均は11時にかけて140円58銭安(1万7225円72銭)まで反落する場面があった。イスラム国による人質事件も心理的に影を落とし、東証マザーズ指数、日経JASDAQ平均とも反落した。

 中で、ソニー<6758>(東1)が希望退職募集の報道を受けて高くなり、武田薬品工業<4502>(東1)は10~12月のNISA(少額投資非課税制度)投資5割増との新聞報道や配当利回り3%台が言われて高値を更新、SHIFT<3697>(東マ)は1月末の株式分割などを材料に出直り、デジタルデザイン<4764>(JQS)は1月決算に期待とされて急伸。

 東証1部の出来高概算は9億7955万株、売買代金は9733億円。1部上場1861銘柄のうち、値上がり銘柄数は560銘柄、値下がり銘柄数は1154銘柄だった。

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