鉄建や大成建設が高値に進み財政出動政策に期待強まる

株式市場 銘柄

■高値目前の鹿島などとともに交互循環高が続くとの見方

 鉄建<1815>(東1・売買単位千株)は21日、急伸の始まりとなり、9時30分にかけて8%高の373円(29円高)前後まで上げて年初来の高値に進んだ。「自民党が20日、主要部会で経済対策の各省要望をとりまとめた」(21日付日本経済新聞朝刊)などと伝えられ、リニア中央新幹線の工事前倒しなどを意識して注目する様子がある。

 株式市場でも、日銀の金融政策決定会合(次回は7月28、29日の予定)に向けて財政出動政策との併用を期待する様子があり、建設株は軒並み高い。中で、大成建設<1801>(東1)は2000年以降の最高値を更新。高値更新が目前の鹿島<1812>(東1)などとともに交互循環高が続くとの見方が出ている。

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