パイプドビッツ 情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」が迷惑メール対策技術DMARCに対応

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■クラウド(PaaS)サービスとしては国内で初

 パイプドビッツ<3831>(東1)は、情報資産プラットフォーム「スパイラル(R)」が、2月10日に迷惑メール対策技術DMARC(ディーマーク)に、クラウド(PaaS)サービスとしては国内で初めて対応することを発表した。

  DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting and Conformance)は、迷惑メール対策技術の1つである。「ドメインに基づくメッセージの認証、報告、適合」の名の通り、既存の送信ドメイン認証技術(SPF、DKIM)を利用したメッセージ認証に限らず、受信者側での認証結果を送信者(ドメイン所有者)にフィードバック報告することに加えて、SPFとDKIMのどちらの認証にも失敗したメールを受信者側はどのように処理すればよいかを送信者が定義できるため、フィッシングメールやなりすましメール等の認証失敗した迷惑メールは定義されたポリシー(受信拒否、隔離、何もせず通す)に適合した処理がなされる。
 認証結果の詳細なレポートをプロバイダーから得られることと、ポリシーを宣言できることがDMARCの特徴であり、受信者のメールボックスに届く前に認証失敗メールをブロックすることもできるため、迷惑メール排除が期待されている。

 「スパイラル(R)」は、2010年12月にリリースしたバージョン1.10.29にて、送信ドメイン認証技術「DKIM」に完全対応し、メール配信機能から送信するすべてのメールをDKIM署名付きにしたほか、署名設定の整合性を事前検証し配信設定時に操作画面でわかりやすく信号で表示する機能を提供した。
 この度のDMARC対応では、この送信ドメイン認証の事前検証機能にDMARCの検証機構を追加する。
 今後、DMARCの普及が想定される金融機関や官公庁などのユーザーがDMARC対応した際にも、配信時に事前検証することで、安心して「スパイラル(R)」からメールを配信することが可能になる。

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