【話題株】昨日ストップ安の任天堂は「半値押し」割るが「3分の2押し」「2万円の大台」など下値メド多く一段安なら突っ込み買いも

ポケモン

■2.2倍に急騰した反動はあるが25日移動平均も下支えに

 「ポケモン関連株」が25日は大波乱となり、人気の火付け役として相場を先導してきた任天堂<7974>(東1・売買単位100株)はストップ安の17.7%安(5000円安の2万3220円)となった。テクニカル的には、これまでの急騰幅の「半値押し」の水準になる2万3850円の前後が下値メドのひとつになるが、25日の終値から見て、下値メドを一段下方修正しなければならないとの見方もあり、動向が注視されている。

 同社株は、7月7日頃まで1万5000円前後で小動きだったが、急動意となって7月19日には2.2倍の3万2700円まで急騰した。この急騰幅の「半値押し」の水準は2万3850円前後。経験則では、半値押しの場合、この前後の水準でモミ合えば調整が長引く可能性も少なくない半面、V字型に切り返せば高値更新の可能性も出てくるようだ。

 一方、あと一段の調整が控えると見る場合は「3分の2押し」の2万900円前後が下値メドのひとつとして浮上する。また、2万円の大台は心理的なフシ目としてかなり堅固との見方がある。26日のストップ安は5000円安の1万8220円。この場合、25日移動平均が25日現在で1万9078円前後を走るため、26日にストップ安まで下げるようならかなり下げ過ぎ感が広がってくるとの予想がある。「一段安なら突っ込み買いも」と引き寄せて下値を仕込もうと待ち構える向きもある。

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