日本取引所グループは自社株買いなど好感し後場一段強含む

株式市場 銘柄

■第1四半期派減収減益だが通期の見通しは据え置く

 日本取引所グループ<8697>(東1・売買単位100株)は28日の正午、第1四半期決算(2016年4~6月、連結)と自己株式の取得(自社株買い)を発表し、後場寄り後に1446円(48円高)まで上げて一段強い相場になった。

 第1四半期の営業収益は株式市場の低迷によって前年同期比3.9%減少し、営業・経常・純利益とも減益だったが、通期の見通しは期初の予想を据え置いた。自社株買いは、上限株数1000万株(発行済み株式総数の1.8%)、期間は7月29日から17年1月27日まで。

 株式市場の売買代金の動向などを見て、しばらくは大きな上値を見込めないとの見方はあるが、価格帯別の出来高分布では1500円台までは抵抗感なく上値を追う余地があるようだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内唯一のブラシ式除雪車が北海道の主要空港で戦力化  加藤製作所<6390>(東証プライム)は1…
  2. ■日本発ロボ産業基盤づくりへ、住友重機・ルネサス・JAEが参画  一般社団法人京都ヒューマノイドア…
  3. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■漢字が示す社会不安と物価問題、関連株に広がる待ち伏せ投資の妙味  2025年の世相を映す「今年の…
  2. ■AI相場と政策転換が映す日本株の行方、6万円挑戦か調整か  2025年、日経平均株価は史上最高値…
  3. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  4. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  5. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  6. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る