【株式市場】日銀の会合を控え日経平均は165円安前後で小動きだが新規上場株は高い

株式

◆日経平均の終値は1万6550円26銭(114円56銭安)、TOPIXは1310.36ポイント(11.31ポイント安)、出来高概算(東証1部)は9億1138万株

チャート14 28日後場の東京株式市場は、日銀の金融政策決定会合(28~29日)を待つ様子があり、とりわけ円高・円安の影響を受けやすい銘柄は手控えられる雰囲気になった。13時過ぎに四半期決算を発表した三菱電機<6503>(東1)が急速に値を消すと様子見気分が一段と強まる場面があったようだ。日経平均は165円安(1万6500円)前後で小動きとなった。主な株価指数はほとんど軟調。

 正午に自社株買いと四半期決算を発表した日本取引所グループ<8697>(東1)が一段強張り、13時に四半期決算を発表した東芝プラントシステム<1983>(東1)は急速に値を戻して堅調相場に転換。14時30分に発表した兼松エレクトロニクス<8096>(東1)も急速に値を戻して堅調相場に転換。業績・配当予想を増額したインテリジェント ウェイブ<4847>(JQS)も上げ、オンコリスバイオファーマ<4588>(東マ)などのバイオ株も強い。

 28日新規上場となったリファインバース<6531>(東マ・売買単位100株)は産業廃棄物処理事業などを行ない、公開価格は1700円。買い気配を上げ続け、10時59分に公開価格1700円を63%上回る2770円で初値が付いた。その後3060円まで上げ、後場は売買交錯となり大引けは2550円となった。

 東証1部の出来高概算は18億9771万株(前引けは9億1138万株)、売買代金は2兆3738億円(同1兆1099億円)。1部上場1970銘柄のうち、値上がり銘柄数は628(同455)銘柄、値下がり銘柄数は1236(同1385)銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした業種は2業種のみ(前引けは4業種のみ)となり、鉱業、繊維製品が高い。

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