三井住友FGなどメガバンクが金利据え置きを好感し後場は急動意

銘柄 相場欄

■全体相場が引き続き重い場合は消去法的な選別買いの見方

 三井住友フィナンシャルグループ<8316>(東1・売買単位100株)は29日の後場、動意を強めて上値を追い、14時40分にかけて8%高の3317.0円(247.0円高)まで上げた。日銀の金融政策会合の結果が後場の取引開始前後に伝えられ、ETF(上場投資信託)の買い入れ額を倍増する一方、金利は従来のマイナス0.1%を据え置いたため金融事業への影響が拡大する懸念が薄れた。

 メガバンクは各銘柄とも後場急動意。日銀の今回の金融政策については株価上昇への効果が限定的との見方が多く、全体相場が引き続き重い展開が続く場合は銀行株に消去法的な選別買いが集まるとの見方も出ている。

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