テクマトリックスの第1四半期連結業績は増収増益と順調なスタート

■情報基盤事業は微減収ながら大幅増益

 テクマトリックス<3762>(東1)の今期17年3月期第1四半期連結業績は、増収増益と順調なスタートとなった。

 今期は、中期経営計画「TMX3.0」の2年目に当たる。「TMX3.0」では、請負型ビジネスからの脱却を目指し、自らITサービスを創造し、ITサービスを提供する「次世代のITサービスクリエーター」、「次世代のITサービスプロバイダー」への変貌を実現することを基本方針としている。

 そのような状況の中で、第1四半期連結業績は、売上高48億85百万円(前年同期比0.8%増)、営業利益1億23百万円(同18.2%増)、経常利益1億32百万円(同23.8%増)、純利益77百万円(同209.9%増)となった。

 「TMX3.0」の中核的な事業戦略として、クラウド関連事業の戦略的・加速度的推進、セキュリティ&セイフティの追及を掲げている。

 クラウド、セキュリティ共に、IT業界では最も重要視されている部分であり、当社の戦略は的確であることに加え、これまで先行投資をしてきた医療クラウド「NOBORI」が順調に伸びてきたことから、今後、業績は安定的に成長するものと期待される。

 セグメント別の業績は、情報基盤事業の売上高は32億99百万円(同0.1%減)、営業利益1億87百万円(同42.2%増)と大幅増益であった。
 一方の、アプリケーション・サービス事業は、売上高15億86百万円(同2.6%増)、営業利益△64百万円(前年同期は△27百万円)となった。

 今期17年3月期連結業績予想は、売上高223億円(前期比6.6%増)、営業利益16億50百万円(同19.4%増)、経常利益16億50百万円(同16.1%増)、純利益10億30百万円(同24.2%増)と最高益更新を見込む。

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