日本エム・ディ・エムの今期第1四半期は、増収増益と順調なスタート

■自社製品に転換することで、利益率を高め、償還価格の引下げに対応

 日本エム・ディ・エム<7600>(東1)の今期第1四半期は、増収増益と順調なスタートを切った。

 第1四半期連結業績は、売上高32億29百万円(前年同期比6.0%増)、営業利益3億41百万円(同3.5%増)、経常利益3億28百万円(同16.6%増)、純利益2億10百万円(同15.7%増)となった。

 当社は、骨接合材、人工関節の製造・販売を行っている。以前は、他社製品の販売を主としていたが、自社製品に転換することで、利益率を高め、償還価格の引下げに対応している。今期は、自社製品売上高比率は87.1%(前年同期84.0%)に上昇した。一方、日本国内における償還価格の引下げ等により、 売上原価率は29.3%(同28.9%)となった。

■人工関節は国内、米国共に好調

 人工関節分野は、ODEV社製人工股関節製品「オベーションヒップシステム」の売上が引き続き堅調に推移したことにより、日本国内及び米国の売上高合計は前年同期比10.4%増(日本国内15.1%増、米国6.3%増)の21億09百万円と大幅に伸張した。

 骨接合材料分野は、「MDMプリマヒップスクリューシステム」の売上高が順調に推移したことなどから、日本国内の売上高は前年同期比2.8%増の6億76百万円となった。

 脊椎固定器具分野は、ODEV社製脊椎固定器具「Pagodaスパイナル システム」及び「IBISスパイナル システ ム」の売上が堅調に推移したことなどから、日本国内及び米国の売上高合計は前年同期比5.6%増(日本国内12.8%増、米国38.8%減)の3億63百万円となった。

 高齢化社会を迎え、当社製品のニーズはますます高まることから、事業展望は明るいといえる。しかも、米国での売上も好調で、年々売上を伸ばし、今期も過去最高が予想される。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  2. ■2024年度上半期163件で過去最多更新  人手不足による倒産が急増している。帝国データバンクの…
  3. ■新たなモビリティ社会実現に向けた取り組み加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は10月…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る