【株式市場】TOPIXは小安いが日経平均は朝方の250円安を回復して堅調

株式

◆日経平均の前引けは1万6650円49銭(81円22銭高)、TOPIXは1321.27ポイント(1.47ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億2002万株

チャート15 8月1日前場の東京株式市場は、米国のGDP(国内総生産)などを受けてドルが売られ、海外市場で円高基調が再燃したため、日経平均は朝方に250円12銭安(1万6319円15銭)まで下押した。しかし、円は朝方の水準を高値に戻り気味となったため、日産自動車<7201>(東1)が10時過ぎから堅調転換するなど、為替敏感株の回復が強く、日経平均も10時30分前から小きざみに堅調転換し、前引けにかけては一段強含んだ。新興市場関連の指数は軒並み堅調だが、TOPIXとJPX日経400は小安い。

 円相場に不透明感があるためか四半期決算の好調だった銘柄の値動きが強く、前引けの東証1部の値上がり率トップ3は前週末に発表した虹技<5603>(東1)ミロク情報サービス<9928>(東1)セーレン<3569>(東1)。また、新・東京都知事に小池百合子氏が当選したため待機児童解消などの性格が注目され、JPホールディングス<2749>(東1)などが高い。エナリス<6079>(東マ)は東証に「内部管理体制確認書」を提出したことが材料視され急反発。日本テレホン<9425>(JQS)は7月締めの第1四半期決算に期待とされて急伸。

 東証1部の出来高概算は12億2002万株、売買代金は1兆2337億円。1部上場1970銘柄のうち、値上がり銘柄数は532銘柄、値下がり銘柄数は1326銘柄となっている。

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