【チャートでみる株価】今年3月上場の中本パックスは堅実な動きで上値余地

■チャートは窓開け急伸が目につく

 中本パックス<7811>(東2・100株)の株価が堅実な動きをみせている。今年3月に初値1480円をつけて東証2部上場。8月1日終値2157円まで着実に上げている。

 チャートをみると、4月15日と7月19日の窓開け急伸が目につく。いずれも前日に決算発表(2016年2月期本決算、2017年2月期第1四半期決算)があった。本決算では営業利益の2ケタ増や来期増配予想、第1四半期決算では通期業績の利益増額修正が起爆剤となったようだ。

 上場は今年3月の新規企業だが、1941年創業の歴史ある会社。グラビア印刷の分野では高い信頼と技術を持つ。中国進出や子会社合併など事業拡大を行っているが、売上は300億円台で安定している。食品容器、自動車内装材、医療用湿布、住宅用壁、生活関連など幅広く対応している。

 株価が2157円まで上げても、まだまだ割安圏。PERは今期予想で11倍台。4%台の高い利回りも妙味。2000円は下値とみてよさそうだ。次回業績発表も堅調ならば、一段上げの展開となるだろう。

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