【材料でみる株価】日東精工は16年12月期業績予想を増額修正を好感する動きへ
- 2016/8/3 12:58
- 材料でみる株価
日東精工<5957>(東1)は8月2日、16年12月期第2四半期累計および通期業績予想の増額修正を発表した。株価は安値圏でボックス展開だが、増額修正を好感する動きとなりそうだ。
■自動車業界向けが大幅伸長、通期は再増額の可能性
16年12月期第2四半期累計は前回予想に対して売上高を1億31百万円、営業利益を5億34百万円、経常利益を4億92百万円、純利益を2億90百万円、各々増額した。ねじ締めロボットなどが自動車関連業界向けに大幅伸長した。また地盤調査機「ジオカルテ」が回復基調となった。
通期予想は前回予想に対して売上高を1億30百万円、営業利益を5億50百万円、経常利益を5億円、純利益を2億90百万円、各々増額した。第2四半期累計の業績を踏まえるとともに、現在の主要市場の動向を勘案したとしている。ただし実質的には第2四半期累計の増額分を上乗せした形であり、通期予想は再増額の可能性がありそうだ。
■株価は安値圏でボックス展開だが、増額修正を好感
株価は安値圏260円~300円近辺でボックス展開だが、増額修正後の今期予想連結PERは7倍近辺と割安感が強い。増額修正を好感する動きとなりそうだ。