【業績でみる株価】昭和産業は17年3月期第1四半期大幅増益で高進捗率

 昭和産業<2004>(東1)が8月3日発表した17年3月期第1四半期連結業績は大幅増益だった。高進捗率のため通期利益予想に増額期待が高まる。株価はボックス展開だが年初来高値に接近している。レンジ上限を突破すれば一段高の可能性があるだろう。

■販売価格改定効果などで第1四半期大幅増益、高進捗率

 17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比4.4%減収、29.5%営業増益、27.1%経常増益、10.4%最終増益だった。飼料事業が減収減益となったが、販売数量増や販売価格改定などの効果で製粉事業、油脂事業、家庭用食品事業などが増益だった。

 通期会社予想を据え置いたが、第1四半期の進捗率は売上高24.2%、営業利益29.7%、経常利益31.6%、純利益27.4%である。利益進捗率が高水準のため通期利益予想に増額期待が高まる。

■株価は年初来高値に接近、レンジ上限を突破すれば一段高の可能性

 株価はボックス展開だが年初来高値に接近している。500円近辺のレンジ上限を突破すれば一段高の可能性があるだろう。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シスルナ経済圏構築に向け、グローバルなパートナーシップを強化  ispace(アイスペース)<9…
  2. 【先人の教えを格言で解説!】 (犬丸正寛=株式評論家・平成28年:2016年)没・享年72歳。生前に…
  3. ■物価高・人手不足が直撃、倒産件数29カ月連続で増加  帝国データバンクの調査によると、倒産件数が…
2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

ピックアップ記事

  1. ■化粧品大手は業績下方修正も、電鉄各社は上方修正で活況  トランプ次期大統領の影響を受けない純内需…
  2. どう見るこの相場
    ■金利敏感株の次は円安メリット株?!インバウンド関連株に「トランプ・トレード」ローテーション  米…
  3. ■金利上昇追い風に地銀株が躍進、政策期待も後押し  金利上昇の影響を受けて銀行株、特に地方銀行株の…
  4. ■トリプルセット行、ダブルセット行も相次ぐ地銀銀株は決算プレイで「トランプトレード」へキャッチアップ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る