工業用ゴム製品の朝日ラバーの第1四半期は増収大幅増益

■医療・衛生用ゴムのセグメント利益は前年同期比で約3倍増

 工業用ゴム製品の朝日ラバー<5162>(JQS)の第1四半期は、増収大幅増益となった。

 海外の売上減を国内の売上がカバーしたことで、増収となった。海外では、アジア、北米が2ケタの減収となったものの、売上構成比率が0.2%とまだ小さい市場である欧州での売上が約4.5倍となった。

 第1四半期連結業績は、売上高14億46百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益82百万円(同209.3%増)、経常利益72百万円(同141.2%増)、純利益56百万円(同129.4%増)であった。

 セグメント別の概況は、工業用ゴム事業では、自動車関連製品は、ASA COLOR LEDの受注が海外向けを中心に好調に推移した。また、スポーツ用ゴム製品である卓球ラケット用ラバーの受注も増加した。この結果、工業用ゴム事業の業績は、売上高11億63百万円(同3.7%増)、セグメント利益94百万円(同59.9%増)となった。

 医療・衛生用ゴム事業では、プレフィルドシリンジガスケット及び採血用・薬液混注用ゴム栓の販売が堅調であったことから、売上高2億82百万円(同3.2%増)、セグメント利益61百万円(同195.4%増)と利益は約3倍増となった。

 第2四半期連結業績予想に対する進捗率は、売上高48.2%、営業利益69.5%、経常利益72%、純利益82.3%となっている。

 株価チャートを見ると底練り状態である。休み明けの株価が注目される。

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