【業績でみる株価】チャーム・ケア・コーポレーションは16年6月期が計画超の大幅増益で17年6月期も大幅増益予想
- 2016/8/8 10:39
- 業績でみる株価
■ボックス上放れて一段高の可能性
チャーム・ケア・コーポレーション<6062>(JQ)が8月5日した16年6月期業績(非連結)は計画超の大幅増益だった。そして17年6月期も大幅増益予想である。株価は1500円近辺のレンジでボックス展開だが、好業績を評価して上値を試す展開だろう。ボックスレンジから上放れて一段高の可能性もありそうだ。
■16年6月期は計画超の大幅増益、17年6月期も大幅増収増益予想
8月5日発表の16年6月期業績(非連結)は15年6月期比28.6%増収、3.9倍営業増益、9.0倍経常増益、3.9倍最終増益だった。計画に対して営業利益は93百万円、経常利益は92百万円、純利益は56百万円、各々上振れた。開設2年目を経過した既存ホームにおいて96.8%と高い入居率を維持し、人員配置の適正化、業務効率化に伴う費用削減効果も寄与した。
17年6月期業績予想(非連結)は16年6月期比20.2%増収、69.3%営業増益、78.4%経常増益、77.2%最終増益としている。開設2年目を経過した既存27ホームが高い入居率を維持し、開設2年目を迎える首都圏3ホームにおいても入居が着実に進んでいる。新規開設8ホームの初期費用を吸収して大幅増収増益見込みだ。
■株価はボックスレンジ上放れて一段高の可能性
株価は1500円近辺でボックス展開の形だが、徐々に下値を切り上げている。好業績を評価して上値を試す展開だろう。ボックスレンジから上放れて一段高の可能性もありそうだ。