大日光エンジニアリングは3日続伸、16年12月期利益と配当予想を増額修正

株式市場 銘柄

■株価は底値圏から反発期待

 大日光エンジニアリング<6635>(JQ)は18円高の524円まで上げて3日続伸している。同社は8月8日、16年12月期第2四半期累計と通期の利益予想、および配当予想の増額修正を発表した。株価は年初来安値を更新する展開だったが、増額修正を好感して底値圏からの反発が期待される。

■16年12月期利益と配当予想を増額

 第2四半期累計予想は売上高を6億01百万円減額したが、営業利益を1億84百万円、経常利益を2億57百万円、純利益を2億01百万円、それぞれ増額修正した。国内で産業機器用生産が高水準を維持し、海外で中国子会社の業績が回復基調となった。製造経費や一般管理費の削減も寄与した。

 通期予想は売上高を15億円減額したが、営業利益を1億10百万円、経常利益を1億70百万円、純利益を1億10百万円、それぞれ増額修正した。下期に国内で社会生活機器用生産の増加が見込まれ、海外ではタイ子会社における車載関連機器の生産本格化が寄与する。第2四半期累計の利益増額幅を勘案すると下期の利益は減額の形となるが、通期再増額の可能性があるだろう。

 配当予想は前回予想の年間10円(第2四半期末5円、期末5円)に期末5円増額して年間15円(第2四半期末5円、期末10円)とした。15年12月期との比較では5円減配の形となる。

 株価は年初来安値を更新する展開で、8月4日に491円まで下押したが、増額修正を好感して底値圏からの反発が期待される。

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