日進工具は配当増額を好感して急続伸、強基調に転換して15年6月高値目指す

銘柄 上がる 上昇 高い ストップ高

■株価は年初来安値圏から切り返して強基調に転換

 日進工具<6157>(JQ)は2062円まで上げて急続伸している。同社は8月8日、配当方針の変更(中間配当の実施)および17年3月期配当予想の増額修正を発表した。業績面も好調で17年3月期第1四半期は大幅増益だった。通期業績予想にも増額余地がありそうだ。株価は6月下旬~7月上旬の年初来安値圏から切り返しの動きを強めている。配当増額も好感して15年6月高値を目指す展開だろう。

■17年3月期配当予想を増額、通期業績予想にも増額余地

 配当方針の変更では17年3月期から中間配当を実施する。また17年3月期配当予想は、前回予想の年間60円(期末一括)に10円増額して年間70円(第2四半期末30円、期末40円)とした。16年3月期との比較でも10円増配となる。

 業績は好調だ。7月29日発表した17年3月期第1四半期連結業績は、エンドミルの販売が好調で前年同期比6.5%増収、26.9%営業増益、20.2%経常増益、19.3%最終増益だった。通期は横ばい予想だが、通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高25.7%、営業利益30.2%、経常利益29.8%、純利益27.9%と高水準であり、通期増額余地がありそうだ。

 株価は6月下旬~7月上旬の年初来安値圏1700円台から切り返しの動きを強めている。8月1日には1950円まで上伸する場面があった。週足チャートで見ると26週移動平均線を突破して強基調に転換する動きだ。配当増額も好感して15年6月高値を目指す展開だろう。

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