【話題株】トレジャー・ファクトリーは「九陰一陽」出現の可能性あり大きな底入れの可能性

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■月次売上高6.8%増加しても珍らしくないとされて軟調だが業績は文句なし

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東1・売買単位100株)は9日、14時にかけて845円(13円安)前後で推移し、前場から軟調。8日に発表した7月の月次動向は全店売上高6.8%増と高い伸びを示したが、同社にとっては珍らしくないとの見方があり、より高い数字を期待する向きもあるようだ。

 株価は8月8日までで8日続落となったが、この間、「陰線」(始値より終値が安くなる状態)が8本連続した。これ、やや古風な相場観測では「8陰連」(はちいんれん)などと呼び、下げ過ぎ感の強まる状態になるという。さらに、「9陰連」のあとに「陽線」(始値より終値が高くなる状態)が立った場合は「九陰一陽」となり、かなり珍らしい相場の出現になるようだ。相場見通しとしては、めったに出現しない大きな底入れの兆しになるという。この意味では、本日・9日はむしろ陰線を引いて安く終わる方が好結果ということになる。

 業績は文句なしといえ、1995年の創業以来、2016年2月期までで20期連続の増収と12期連続の増益を続けて最高益を更新した。今期・17年2月期は海外展開の積極化などにより連結決算に移行し、先行投資があるが、通期では実質営業増益の見込みになる。増配の見込みを表明している。

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