【業績でみる株価】日本山村硝子の17年3月期第1四半期は大幅増益、通期増額余地

 日本山村硝子<5210>(東1)が8月9日発表した17年3月期第1四半期の連結業績は大幅増益だった。通期予想を据え置いたが増額余地があるだろう。株価は年初来安値圏だが、好業績を評価して出直りの動きを強めそうだ。

■第1四半期は大幅増益、通期据え置きだが増額余地

 8月9日発表した17年3月期第1四半期連結業績は、前年同期比1.2%減収だが、利益は2.9倍営業増益、2.0倍経常増益、2.7倍最終増益と大幅増益だった。供給量確保のための生産増、原燃料価格低下、海外子会社の業績改善などが寄与した。

 通期予想は据え置いたが、通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が25.3%、営業利益が57.4%、経常利益が45.5%、純利益が49.1%と高水準である。通期増額余地があるだろう。

■株価は安値圏だが指標面に割安感、出直りの可能性

 株価は年初来安値圏160円近辺でモミ合う形だが、指標面に割安感があり、好業績を評価して出直りの動きを強めそうだ。

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