【業績でみる株価】ダイニックの17年3月期第1四半期は大幅増益、出直り本格化へ

 ダイニック<3551>(東1)が8月9日発表した17年3月期第1四半期の連結業績は大幅増益だった。収益改善基調である。株価は安値圏でモミ合う形だが、好業績を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。

■第1四半期は大幅増益、通期据え置きだが収益改善基調

 8月9日発表した17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比2.2%減収だが、利益は3.3倍営業増益、3.1倍経常増益、17.3倍最終増益だった。原材料価格低下や生産性向上などで売上原価率が改善し、営業外収益での保険解約返戻金計上や特別損失での固定資産処分損の減少も寄与した。

 第2四半期累計および通期予想は据え置いたが、収益改善基調で好業績が期待される。

■株価は出直り本格化の可能性

 株価は年初来安値圏150円~160円近辺でモミ合う形だが、下値を切り上げて調整一巡感を強めている。第1四半期の好業績を評価して出直りの動きが本格化しそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  2. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…
  3. ■節約志向が市場を動かす?  日本の消費者は、節約志向と低価格志向を持続しており、これが市場に影響…
  4. ■投資家の心理を揺さぶる相場の波  日米の高速エレベーター相場は、日替わりで上り下りと忙しい。とく…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る