【業績でみる株価】フジコピアンの16年12月期第2四半期累計は計画超の大幅増益で通期も増額の可能性

 フジコピアン<7957>(東2)が8月10日発表した16年12月期第2四半期累計の連結業績は計画超の大幅増益だった。高付加価値製品の拡販などが寄与した。通期予想は据え置いたが利益増額の可能性が高いだろう。株価は6月の年初来安値圏から反発している。好業績を評価して出直り展開だろう。

■第2四半期累計は計画超の大幅増益、通期利益は増額の可能性

 8月10日発表の16年12月期第2四半期累計連結業績は前年同期比4.5%減収だが、利益は2.5倍営業増益、44.9%経常増益、65.0%最終増益だった。売上高は計画をやや下回ったが、利益面では高付加価値製品の拡販、効率化によるコスト削減などが寄与して計画超の大幅増益だった。

 通期予想は据え置いたが、通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高47.8%、営業利益97.2%、経常利益49.2%、純利益42.7%である。経常利益と純利益は営業外での為替差損計上が影響したが、営業利益は通期予想をほぼ達成している。通期利益予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価は出直り本格化期待

 株価は6月の年初来安値128円から反発している。好業績を評価して出直り展開だろう。26週移動平均線を突破すれば上げ足を速めて出直りの動きが本格化しそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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