リニカルは3日続伸、17年3月期第1四半期は大幅営業増益、受注残が高水準で通期も好業績期待
- 2016/8/12 14:20
- 株式投資ニュース
■株価は好業績を評価して出直り期待
リニカル<2183>(東1)は61円高の1548円まで上げて3日続伸している。8月10日発表した17年3月期第1四半期連結業績は大幅営業増益だった。受注残が高水準で通期も好業績が期待される。株価は5月の上場来高値2415円から反落したが、1500円近辺で下げ渋る動きだ。好業績を評価して出直りが期待される。
■第1四半期は大幅営業増益、通期も増収増益予想
8月10日発表した17年3月期第1四半期連結業績は、前年同期比13.0%増収、24.9%営業増益、0.6%経常増益、20.2%最終増益で着地した。外貨預金に係る為替差損計上で経常利益の伸びは小幅だが、CRO事業で国際共同治験の受託案件が増加し、子会社業績拡大に寄与した。人件費増加やのれん償却負担を増収効果で吸収して大幅営業増益だった。
通期予想は据え置いて12.6%増収、3.1%営業増益、3.7%経常増益、3.5%最終増益としている。16年8月10日時点の受注残高は16年3月期末比8.4%増加と高水準であり、通期ベースでも好業績が期待される。