トライステージは急反発、17年2月期第2四半期累計の業績予想を増額修正

株式市場 銘柄

■株価は出直り本格化期待

 トライステージ<2178>(東マ)は45円高の2018円まで上げて急反発している。8月12日、17年2月期第2四半期累計連結業績予想の増額修正を発表した。主力事業が好調に推移し、販管費の一部が後ズレすることも寄与する。通期予想は据え置いたが増額の可能性が高いだろう。株価は6月の年初来安値から切り返している。増額修正を好感して出直りの動きが本格化しそうだ。

■17年2月期第2四半期累計の連結業績予想を増額修正、主力事業が好調

 8月12日、17年2月期第2四半期累計連結業績予想の増額修正を発表した。前回予想(3月31日公表)に対して売上高を22億52百万円、営業利益を4億36百万円、経常利益を4億54百万円、純利益を3億36百万円増額し、前年同期比20.0%増収、35.5%営業増益、33.8%経常増益、34.3%最終増益とした。大幅減益予想から一転して大幅増益予想となった。

 ダイレクトマーケティング支援事業およびダイレクトメール発送代行事業が好調に推移し、売上高と売上総利益が想定を上回る。上期に想定していた費用の一部の後ズレや新規事業開始時期の調整によって販管費が想定を下回ることも寄与する。

 通期予想は据え置いた。中期成長に向けて費用を下期に集中的に投下する可能性があるとしている。ただし通期会社予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は売上高が54.8%、営業利益が130.4%、経常利益が143.2%、純利益が414.6%で利益は超過達成している。通期予想も増額の可能性が高いだろう。

 株価は6月の年初来安値1600円から切り返して2000円近辺まで上伸している。増額修正を好感して出直りの動きが本格化しそうだ。

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