【注目銘柄】SBSホールディングスはミニゴールデンクロスを示現、今12月期第2四半期大幅増益で、配当利回り妙味も増す

注目銘柄

 SBSホールディングス<2384>(東1)は、ミニゴールデンクロスを示現。今12月期第2四半期大幅増益で、配当利回り妙味も増す銘柄として注目したい。

 同社グループは、1987年12月、当時の世の中にはなかった即日配送という新しい配送システムを提供する物流会社、株式会社関東即配として誕生。その後、お客様のあらゆる物流ニーズに応えできる総合物流企業を目指して、事業の拡大と深化に取り組み、売上高1千億円を超える物流企業グループへと成長している。

 今2016年12月期第2四半期はトータル面積5万坪、同社グループとして過去最大の規模となる物流拠点の立上げに注力。その中心となったSBSロジコムでは、9か所の物流拠点を新設するとともに、既存拠点の統廃合や一部業務移管などにも取り組み、立上げは概ね計画どおりに完了し、稼働の安定化と作業の効率化の早期実現を図っている。また、海外事業を見直し、ASEAN各国の現地法人の実態を再調査し、今後の成長可能性を評価することで組織再編や経営効率化を図り、海外基盤の再構築に取り組んでいる。

 8月12日に午後2時に発表した今2016年12月期第2四半期業績実績は、売上高が765億3100万円(前年同期比3.4%減)、営業利益が53億4700万円(同3.0倍)、経常利益が56億4200万円(同2.9倍)、純利益が40億0900万円(同97.1%増)に着地。

 通期業績予想は、売上高が1465億円(前期比7.3%減)、営業利益が66億円(同23.4%増)、経常利益が66億円(同14.3%増)、最終損益が43億円の黒字(同38億1500万円の赤字)を見込んでいる。配当予想は32円(第2四半期末16円、期末16円)の復配を予定している。

 株価は、1月4日の年初来高値952円から3月1日に年初来安値592円まで調整を挟んで5月25日高値878円と上昇。その後、700円割れで下値を固め、ミニゴールデンクロスを示現。出直る気配を見せている。今12月第2四半期営業利益は第2四半期計画に対して4.8%上振れ着地と業績は順調。今期予想PER7倍台と割安感があるほか、配当利回り4.0%と利回り妙味も増す。上値抵抗線となる878円突破出来るか注目したい。(N)

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