ファーストリテイリングは錦織選手の銅メダルに反応いまひとつだがETFへの期待強い
- 2016/8/17 12:33
- 株式投資ニュース
■日経平均への寄与度が大きく日銀の指数連動ETF買いの効果が大
「ユニクロ」のファーストリテイリング<9983>(東1・売買単位100株)は17日の前場、反発したものの朝方の3万7150円(650円高)を上値に伸びきれず、前引けは300円高となった。リオデジャネイロ五輪のテニスで銅メダルに輝いた錦織圭選手(日清食品)と契約し、錦織選手が試合で着用したウエアのレプリカに注文が殺到と伝えられたが、株価への反響は今ひとつの印象となった。
ただ、このところの値動きは7月の2万5000円台を下値に回復基調が続いている。今年初の4万4000円前後には及ばないが、8月12日に3万8250円まで上げて戻り高値に進んだ。同社株は日経平均への寄与度の大きい銘柄として知られる。日銀が7月の金融政策会合でETF(上場投信)の買い入れ額をほぼ倍増させたことを受け、日経平均やJPX日経400などの株価指数に連動運用するETFへの買いが増加する期待は強いようだ。